会長から

北海道技術・家庭科教育研究会

会 長   丹羽 俊
 北海道技術・家庭科教育研究会会員の皆様には、日頃より本研究会の活動に対しまして、御理解と御協力を賜り心より感謝申し上げます。
 本研究会は、研究主題を「社会に『いきる』技術・家庭科教育」と設定し、その主題に迫るために「主体的に生活を創造する生徒の育成」という副主題のもと、実践研究を進めております。具体的には、「社会に『いきる』技術・家庭科教育」は、問題解決的な学習において、課題の発見と解決に向けて、主体的・対話的で深い学びを行い、社会とのつながりを意識した振り返りを重視することで実現できるという視点で、手立てを示しながら取組をしているところです。
 昨年度の第72回研究大会(石狩大会)は、コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、対面での実施を中止し大会要録の発刊をもって開催にかえさせていただきました。今年度の第73回研究大会(札幌大会)につきましては、日程を大幅に縮小しながらも、何とか皆様と直接お会いしての開催を計画していただいております。感染症対策を十分に講じながら、運営面でも工夫を施した開催を模索していただいている札幌支部の関係者の皆様には深く感謝申し上げます。
 平成29年改訂の学習指導要領が完全実施となる今年度、道内の各中学校におかれましても、その趣旨を的確にとらえ、授業改善を図りながら、学習者の目線による評価の在り方について研修を深めるなど、まさに「指導と評価の一体化」の実現を目指した取組がなされていることと思います。本研究会が、そのような情報の交流の場であり続けるためにも、会員の皆様のさらなる御支援をお願いし、ごあいさつとさせていただきます。

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